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医療用コンタクトレンズで目の病気!?



近年、若年層を中心としたカラーコンタクトレンズの使用による目のトラブルが多発しています。

以前では、質のよくないカラーコンタクトレンズの液漏れによるトラブルが最も多かったようですが、現在では、ファッション用ではない医療用コンタクトレンズの使用でも、さまざまな目のトラブルが発生しています。
医療用コンタクトレンズで目の病気!?
そして、そのトラブルの原因の多くは、角膜の酸素不足であるといわれています。普段私たちが生活している平地では、酸素濃度が約21パーセントであるといわれているのに対し、酸素透過性のレンズの使用時では約15%前後にまで減少するといわれています。
つまり、酸素透過性が高く安全であるといわれている製品であっても、裸眼と比較した場合には角膜への負担が大きくなることがわかります。
ということは、どのような種類のレンズを使用するにしても、定められた使用時間を大幅に超えるような長時間の使用や、就寝前の外し忘れなどが重なると角膜への負担がますます大きくなり、さまざまなトラブルに見舞われる確率が高くなるということですね。

ところが、上記で掲げたレンズの使用そのものではなく別なところに原因があり、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。


ケア方法が不適切である

使い捨てのワンデータイプであればともかく、数週間~数年使用することのできる常用タイプはケアが結構めんどうであることも少なくはありません。また、コンタクトレンズには、その製品ごとに適切なケア方法が定められており、不適切な洗浄液の使用など、自己判断でケアを行うことは極めて危険です。
めんどうだからとケアを怠ってしまうことはもってのほかですが、間違ったケアを行うことにより、レンズの劣化を促進してしまうことも考えられます。
コンタクトレンズを使用しケア製品を使用する際には、必ず定められた方法を守りましょう。


不適切なレンズの使用

不適切なレンズとは、フィッティング(角膜の形にピッタリとフィットしている)の状態がよくない製品を指します。角膜の形は人それぞれであり、通常であれば処方の段階で適切なレンズが選択されます。

ところが、年齢や身体のコンディションにより、徐々にレンズそのものが角膜にフィットしにくい状態が起こることがあります。

そのような状態が起こり、目になんらかの違和感があるのにも関わらず、同じ種類のレンズを使用し続けた場合には、角膜をはじめとする、目全体の環境が悪化し、病気を発症する恐れがあります。

それを防止するためには、一にも二にもなく定期的に検査を行い、現在使用しているレンズが適切かどうかの判断を、専門医により行ってもらうことが大切です。


目に問題が発生している

白内障や緑内障のように、加齢や身体の内部の問題が目の病気と直結していることもあります。
ところがコンタクトレンズの場合では、目の内部から分泌される成分に問題がある、あるいは外部からのゴミなどの侵入により、それがレンズに付着することによる雑菌の繁殖がトラブルの原因となることがあります。
このようなときには、いかなる状態であっても直ちにレンズを外し、眼科で診察を受けて下さい。


コンタクトレンズによる目の病気について

最後に、コンタクトレンズの使用により起こりやすい病気を列挙しておくことにします。


結膜炎(アレルギー性結膜炎)

これが最も多いトラブルであり、放置しておくと「巨大乳頭結膜炎」が起こることが考えられ、完治にはかなりな日数を必要とします。コンタクトレンズを使用していて白目部分に激しい充血が起こった場合には、ひとまず結膜炎を疑い、直ちに眼科での治療を受けましょう。結膜炎は感染症であることが多く、放置しておくとタオルを共有しているご家族が二次感染してしまうことがあります。


角膜浮腫

角膜の酸素不足が大きな原因となります。また、許容時間をはるかに超えたレンズの長時間使用によっても起こりやすくなります。症状としては、視力の低下、目のかすみなどがあり、この病気もまた二次感染の恐れがありますので、直ちに眼科で治療を行う必要があります。


角膜新生血管

この病気も、コンタクトレンズ使用時の角膜の酸素不足が原因となって起こる病気です。角膜が酸素不足となってしまうと、眼球は角膜の中心から細い血管を作り出し、酸素を供給しようとします。初期症状では白目の充血であり、結膜炎と非常によく似ているため、素人では判断することができません。ただの充血だろうと勝手に判断することは危険ですので、眼科での治療が必要となります。

コンタクトレンズによる目の病気はこの限りではありませんが、コンタクトレンズを使用している際に目の充血などの症状が現れたら、二次感染を防止するためにも即座に眼科で治療を行い、いち早く完治しておきましょう。

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