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レーシックとオルソケラトロジー



常に眼鏡を使用していた方が突然眼鏡なしの生活を送るようになった。そして、聞いてみるとレーシック手術を行ったという・・・。
レーシック手術で視力を取り戻した方は、皆さんの周りにもいらっしゃるかもしれません。
それではここで、レーシック手術の基礎知識についてお話をしておくことにします。


レーシック手術とは?

極度の近視を矯正するために行われる手術であり、角膜実質(角膜の90パーセントを占めている層)に「エキシマレーザー」を照射して行われます。

その際には、角膜をすべて切開するのではなく、一部をつなげた状態で切開を行い、レーザー照射後にフラップ部分(切開を行った際にめくれる部分)を再びかぶせます。これを行うことにより、角膜の形が強制され、近視の改善が可能となります。

この手術の特徴は、非常に痛みが少なく入院の必要がないという点。
また、視力回復が早期に叶うため、極度の近視に悩む方々の間では人気の高い手術として知られています。
ただし、この手術を受けるに当たっては事前に適合検査を受ける必要があり、適合の基準を満たしていない場合には手術を受けることができません。

では、レーシック手術が受けられない方はどうすればよいのでしょうか。
それでは次に、オルソケラトロジーという治療方法についてのお話です。


オルソケラトロジーとは?

オルソケラトロジーとは、コンタクトレンズの装着により、角膜のカーブを変えることにより視力を矯正しようというものであり(屈折矯正と呼びます)、近視や乱視の治療に適用されます。
オルソケラトロジーの大きな特徴は、就寝時のみ特殊なレンズの装着を行うというものであり、手術を必要としない点です。

また、日中は裸眼で過ごすことが原則であるため、コンタクトレンズ装着時にありがちなトラブルの心配がありません。
ただし、その効果は永続的なものではなく、およそ8~36時間の限られた時間内のみとなります。
つまり、永続的な効果を期待するのであれば継続して使用する必要があるということですね。
また、眼科によっては小児から治療を行えると謳われていることもありますが、日本コンタクトレンズ学会においては、身体の細胞組織が安定した20歳以降に行うことが望ましいとしています。


オルソケラトロジーのリスクについて

オルソケラトロジーに使用されるレンズは非常に特殊なハードタイプのレンズであり、角膜の中央部分に大きな圧力がかかるため、なんらかの角膜障害が起こる可能性がなきにしもあらず。

また、就寝時にレンズがズレてしまうと、角膜障害のほかに不正乱視などの目の不具合が起こってしまう可能性もあります。

一般的には大きな危険を伴うことがないと考えられているオルソケラトロジーではありますが、メリットが大きい分、デメリットもまた同時に持ち合わせています。
また、初回の費用が18万円ほど必要になるため、慎重な検討が必要な治療方法であるといえるでしょう。

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